摂津ひかり幼稚園／摂津ひかりにこにこ保育園|摂津市

「何でドーナツを描いているの？」登園して来た園児が先生に質問しているのが聞こえました。確かに園庭には二重円が描かれ、ドーナツに見えなくもありません。先生は、「さて、何でしょう？お楽しみに！」と答えていましたが、今日の朝会から、二重の輪になって、盆踊りの練習です。踊っているのを見て思ったことは、やっぱり盆踊りは輪になって踊ると楽しいですね！園児の表情が違いました。

さて、この一週間で何度か質問されました。「園長先生、何でメガネかけているの？」私は、こう答えました。「メガネをかけるとものがハッキリ見えるからです。」すると続けてこう言った園児もいました。「じゃあ、メガネ外してみて！」

高いところのものを取りたくても届かなければ、梯子や脚立を使います。足をけがして、歩きにくいときには松葉杖を使います。耳が聴こえにくくなれば補聴器を使う人もいます。人はいろいろです。何かの助けがあって、暮らしやすくなることはたくさんあります。身近なところにそんな場面はたくさんあります。身近な人の困り感に寄り添いながら理解し、ときには助けることができる人になって欲しいと願っています。

「メガネを外すとみんなの顔がわからないよ。」そう答えると、「ふうん！」と言って、その園児は園庭の方へ駆けて行きました。違いを学ぶこと。ともに生きることを学ぶこと。学ぶきっかけになることは、身の回りにたくさんあるものですね。