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☆ひかり通信☆

中庭で園児を見守るクスノキ
2022-08-02
成長のシンボル
中庭のクスノキはいつも園児を見守ってくれています。病虫害が少なく、生育しやすいクスノキは長命で、20メートル以上にも成長する常緑樹です。その姿から、「力強さと安らぎを与えてくれる」として、昭和46年(1971年)に摂津市の木として制定されています。その葉は、アオスジアゲハの幼虫などが食し、その黒い実はヒヨドリやムクドリ、メジロなどの小鳥が好んで食べます。
クスノキの英語名は「camphor tree」。「camphor」(カンフル、またはカンファー)とは樟脳(しょうのう)のことで、かつては天然の防虫剤としてよく用いられました。また、街路樹としてもよく用いられ、古来から船の材料としても重宝してきました。長い人の歴史の中で、まさに人に愛されてきたクスノキです。
本園のクスノキの根元で遊ぶ園児の姿をよく見かけます。暑いときは木陰として利用され、遊び疲れたときは木の根元にもたれたり座ったり。今日も園児の姿を見守ってくれるクスノキ。眺めるだけで安心感を覚えます。
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