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☆ひかり通信☆

給食は「共食」
2022-08-08
食事が楽しみで仕方ない子どもに!
私がまだ小学生の頃、とにかく毎日の給食が楽しみで仕方ありませんでした。給食室で調理員さんが忙しそうにしているのを休み時間にながめ、やがて教室へも美味しいにおいが漂い、お昼の給食の時間が待ち遠しくてたまりませんでした。そして、みんなで「いただきます!」給食の美味しさ、友達との語らい、先生が楽しい話をしてくれることもあり、笑顔いっぱいの給食の時間でした。
本園では毎日、美味しい給食を提供しています。職員室前に「今日の給食」の写真を毎日掲示していますが、「今日の給食は何ですか?」と毎日のように見に来る園児も少なくありません。その姿を見ると私も今日の給食が楽しみになってきます。
給食はみんなで同じものを食べる「共食(きょうしょく)」ですが、様々な状況の変化により、最近では家庭での共食の機会が減っていると言われています。そのため、家族と一緒に暮らしていても一人で食事を摂る「孤食(こしょく)」が増えている現状です。他にも様々な「こしょく」が見られます。複数で食卓を囲んでいてもそれぞれが食べるものが違う「個食」、子どもだけで食事を摂る「子食」、ダイエットのために必要以上に食事制限をしてしまう「小食」、同じものばかり食べる「固食」、濃い味付けのものばかり食べる「濃食」、パンや麺類ばかり食べる「粉食」、など。これらの「こしょく」は食に関する問題点を大きくする要因となっていると言えます。
新型コロナウィルスの影響で、給食の時間もまだ「黙食」が続いています。しかし、共食である給食を通して、「お腹の空くリズムのもてる子ども」、「好きなもの、食べたいものが増える子ども」、「一緒に食べたい人がいる子ども」、「食事作りや食事の準備に関わる子ども」、「食べものを話題にする子ども」を育てたいと考えています。早く食を通じたコミュニケーションで、食の楽しさを実感できるようにしたいです。
なお、本園では、幼稚園籍の子どもも昼食は給食です。幼稚園籍の園児が夏休みに入っても、毎日給食を提供しています。
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