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☆ひかり通信☆

雷、怖い?
2022-08-17
部屋へ行ってみると…
今日は、湿った空気や前線の影響で、午前中から雨や雷雨となっています。この後も夜にかけて、断続的に雨が降るものと思われます。激しく降る所もあるとのことですので、要注意です。
昼前に激しく降った時に、同時に雷がゴロゴロ!かなり大きな音がしたこともあったので、園児の様子を見に行きました。年齢が上に行くほど、怖がっていたように私は感じました。泣いたりしていないかと一番心配したりんごぐみ(0歳児)、ももぐみ(1歳児)のみんなは、おびえた様子もなく元気に遊んでいました。「雷というものが、よくわかっていないのかなあ?」そのように私は考えました。
私がまだ3歳の頃の住まいは4階建ての集合住宅でした。私の家は1階でしたが、雷が鳴り始めると4階に住む一人の女性が私の家に駆け込んできて、押し入れから布団を出して頭からかぶり、「怖い!怖い!」と震えていたのを今でも覚えています。ひと夏の間に雷が鳴ることは何度もあったので、しっかり私の記憶に刻まれているのでしょう。それにしても、丈夫な鉄筋コンクリート造りの集合住宅なのに、なぜ1階の私の家へ逃げて来てのでしょうか。後に母に聞いたのですが、その理由は「4階の方が空に近いから」でした。雷が鳴り始めると「そろそろ4階のおばちゃんが逃げてきはる!」と待ったりしていたので、私は当時、雷を怖いと思ったことはありませんでした。
私が雷を恐れ始めたのは小学生になってからのことです。テレビのニュースや新聞で、落雷で命を失った人のことなどを知って、怖いものだとわかってきたのです。また、同じく小学生の頃に「雷が電気」だということも知りました。ベンジャミン・フランクリンの凧を飛ばして雷をゲットしようする実験のことや、エジソンの伝記などを通して雷と電気のことをいろいろ学びました。怖ろしいけど興味深いもの、だから上手く付き合わねばならないということを知っていったのでした。自然というものは怖ろしい災いをもたらすこともあるが、同時に数多くの恵みを与えてくれることを実感したように思います。
りんごぐみやももぐみの子どもたちが、自然を正しく恐れ、上手く自然に親しめるようになって欲しいです。そんな思いで、子どもたちを見つめていると、アンパンマンの絵本を一人の園児が差し出してきました。その眼は「物思いに耽らんと、早く読んでちょうだい!」と語っていました。
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