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☆ひかり通信☆

落としても大丈夫⁉
2023-03-29
今も「魔法瓶」と言うのでしょうか?
園児が水筒を落としてしまうのをよく見かけます。自転車で送ってもらって、自転車から降りる時、通園バスから降りる時、園庭で遊ぶので、水筒を持って玄関のところへ来る前に。「コーン」とか「ボーン」などと音がすると私は、ドキッとします。それは、私が子どもの頃を思い出すからです。

あれは小学5年生の頃でした。明石まで国鉄(今のJR)を使って、遠足に出かけました。おやつ、お弁当に加えて、いつもと違う大きめのオレンジ色の水筒を持って。水筒には冷たいお茶が入っていましたが、それはお弁当の時間になっても冷たいままでした。そうです!「魔法瓶」の水筒です。いつもは使わせてもらえなかった水筒ですが、その日は「乱暴に扱わないこと」を約束して、持って行ったのでした。約束通り大切に扱い、冷たいお茶を遊ぶ合間にも飲むことができたのですが…。帰りの電車に乗る直前に「早く乗りなさい!」と担任の先生に言われて、慌ててドアへ向かった時に水筒を落としてしまいました。ガチャンと音がしました。振るとガシャガシャと鳴ります。中のガラスが割れてしまったのです。そこから先は、家までずっとションボリとしていました。

内瓶と外瓶の間が真空になっていることで、長時間保温や保冷ができる魔法瓶。かつては、内瓶がガラスでできていたのです。ですから、落とすと割れたのでしたが、今の内瓶はステンレス製なので、落としても割れません。水筒を落として、ションボリ帰る必要はなくなりました。

私も毎日水筒を持ってきています。今日もお昼の給食の時に熱いお茶を飲みます。落としても割れませんが、大切に水筒を扱っています。
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