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☆ひかり通信☆

意外な話
2023-05-18
空へ飛び立つアゲハチョウ
アゲハチョウは春から秋までしょっちゅう見かけることができます。アゲハチョウの成虫の寿命ってどれぐらいか知っていますか?実は数日から2週間程度だそうです。産卵から成虫になるまでが約2か月。卵が成虫になるのは100個の内、1個か2個。天敵が多く、何とか成虫になることができたアゲハチョウはミカンなどの柑橘類に産卵し、世代交代を春から秋の間に3~4回繰り返しているのです。(10月末にサナギになったアゲハチョウはサナギのままで越冬し、春に羽化します。)優雅に舞うアゲハチョウですが、限られた短い時間の間に子孫を残すために一生懸命なのです。

職員室前のケースの中のアゲハチョウのサナギがまた一匹、羽化しました。数名の園児に見守られながら、空へ舞い上がっていきました。アゲハチョウの幼虫を飼育しているクラスがいくつかあります。第二園庭のミカンの木の葉を摘みに来るクラスを多く見かけます。今朝も先生と数名の園児がフェンス越しに葉っぱを摘んでいましたが、目の前にあるアジサイには全く興味がないのか、夢中で葉を摘んでいるのでアジサイの存在に気付いていないのか、アジサイの方を向いてくれません。アジサイはとても面白い花です。花に見える部分はガク片で、よく見ると真ん中に小さな花があり真花と呼ばれます。また、花に見えるガク片は土の性質によって色が決まるというのですから不思議です。

昆虫や植物も毎日毎日、変化しています。気づきは新たな価値を生み出します。発見や出会いを繰り返すと気づきがあり、新たな価値を生み出すことから喜びを感じます。様々な昆虫や植物と園内では出会うことができます。園児たちにとって恵まれた環境だと思います。
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