☆ひかり通信☆
あれから6年
2024-06-18
天災は忘れた頃にやって来る
「天災は忘れた頃にやって来る」科学者で随筆家の寺田寅彦の言葉です。「防災」について日頃より意識し、過去の災害からキチンと学べという戒めだと思います。6年前の今日午前7時58分、大阪府北部を震源とする最大震度6弱の大きな地震が発生しました。その時、私は摂津市内の小学校の正門に立っていました。激しい揺れに立っていることができず、両手両膝をついた姿勢で揺れが収まるのを待ちました。周りを見ると出勤してきた先生や登校してきた児童が私と同じような格好をしていましたが、後で聞くと私の真似をしていたとのことでした。その後の対応はバタバタしていましたが、何を行ったのかは今でもハッキリと覚えています。児童全員の安否確認と学校施設の被害状況の確認、さらには通学路を含む校区の安全確認を出勤している職員とともに行いました。また、登校してきた児童を保護者に引き渡しました。府内で6名の方が亡くなったこの地震のことを私は忘れずに語っていこうと思っています。
昨日の夜から降っていた雨は朝になって激しさを増し、登園時にはびしょ濡れになって送迎していただいた保護者の方もたくさんおられました。通園バスを待つ間も大変だったことと思います。ありがとうございました。現在は雨も上がり、空は少し明るくなってきました。発達した雨雲は東へと移動していっていますが、大きな被害が出ないように祈るばかりです。雨も降り過ぎると大きな被害をもたらす危険性があります。明日はニ中との合同避難訓練ですが、過去から学び、もしもに備えなければいけません。
保育の体験学習で大学生、高校生が園に来ています。笑顔で園児に接してくれていますが、園児も笑顔です。みんなの笑顔を守るためにも、日頃からの防災の取組みの大切さを改めて実感した今日でした。