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☆ひかり通信☆

安心、予測、仮説、会話…
2022-06-13
行動には意味がある!
今日から朝会で始まったのは「みぎかたあがり音頭」(作詞 佐藤弘道、作曲 本田洋一郎)です。「えっ!聞いたことがない!」と思ったのですが、この曲は「ももくろちゃんZ」が幼児向け知育番組「とびだせ!ぐーちょきぱーてぃー」の中で歌っていたものなんですね。「しなやかに さわやかに いつでも みぎかたあがりです♪」という歌詞に元気をもらいました。
さて、毎朝、園児を門で迎えていますが、先週末、いつもと違う声かけをすると不満そうな様子を見せる園児がいました。同じ質問をいつもしてきたり、毎日履いている靴を帰る前に見せに来てくれたり、毎日「同じ」ことをして、私とのコミュニケーションを求めてくる園児は少なくありません。降園のバスに乗る前に必ず職員室へやって来て、「園長先生!」と呼んでくれる園児もいますが、私がいないと「園長先生どこへ行ったんだろう?」と近辺を探しているそうです。
同じことを繰り返すことは幼児期の特徴でもありますが、これまでにやったことなら先を予測できるので、子どもにとっては安心できるのではないでしょうか。この行動(同じことを繰り返すこと)は「こうすればきっとこうなるに違いない」と仮説を立てる練習になっているようにも思います。さらには、同じ質問でも必ず返事が返ってくると会話ができるという喜びにもつながっているのではと考えます。いずれにしても同じことを繰り返すことから「安心」を求めているのですね。「いつまでたっても同じことばかりしていてもいいのでしょうか?」と心配されるかもしれませんが、大丈夫です。必ず「飽きる」ときが来ます。そして、また次の同じことが繰り返されます。その度に子どもは「成長」しています。
今朝、先週末、不満そうにしていた園児にこれまでと同じ対応をしてみました。にっこり笑って門をくぐり、園舎の方へ向かっていきました。毎日、私も学んでいます。
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