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☆ひかり通信☆

カブトムシの苦労
2022-07-12
生きていくのは大変!
職員室前のケースで飼育しているカブトムシが元気です。メスは昼間はほとんど地中で生活するので、なかなかその姿を見ることはできませんが、オスは昼間は枝先にいたり、幹の上の方にいることが多いので、ケースの中でもその姿をよく見かけます。いつ見ても昆虫ゼリーを食べていますが、昆虫の中でも大きいカブトムシのオスは、たくさんエネルギーが必要なのでしょう。今日はプレスクールを実施しましたが、プレの子どもたちもカブトムシが大好き!朝から夕方まで、子どもたちに大人気のカブトムシです。
カブトムシはなぜ昼間はあまり活動しないのでしょうか。それは、暑いからです。カブトムシは体温調節ができません。温度が上下すると体温も上下してしまいます。
だから地中にいたり、太陽が当たらないところでジッとしているのです。また、成虫の天敵はタヌキやカラスですが、幼虫の時はアリ、モグラ、イタチ、ヘビなどに食べられてしまうことがよくあるそうで、卵から幼虫、サナギ、そして成虫になり、産卵に至るものはごくわずかだそうです。そうそう!長い立派な角を持つオスのカブトムシは子どもたちにとって注目の的ですが、タヌキやカラスがまず狙うのはオスのカブトムシです。立派な角がよく目立つからなのでしょう。
カブトムシの生きていく上での苦労を知ると、応援したくなってきます。セミもそうですが、自然界で生きていくのは大変です。油断するとすぐに食べられてしまうのですから。これらの話を園児にもしたいのですが、「何で土に潜っているの?」と質問されて、「体温調節が…」などと言っているとあっと言う間に誰もいなくなります。「暑いの嫌いだから!」シンプルイズベスト!です。
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