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☆ひかり通信☆

つながりづくりの場になれば…
2022-08-03
ふれあいの場としての園庭、第2園庭
北欧諸国で始まった自然の中での幼児教育を称して「森のようちえん」と言うことがあります。一般的な「森のようちえん」は園舎を持たず、朝から森に集い、一日を森で過ごすこともあるそうです。そこでは、子どもが本来持つ力を信じて、「自分で考え、自分で動くのを待つ」姿勢の保育・教育が行われていると言われますが、確かに大切なことです。枠にはめ、大人の都合だけで動かされていると、子どもは自身で考えることもなく、次の指示をただ待つだけの姿勢が身についてしまいます。「森のようちえん」には学ぶべき点がたくさんあると感じているところです。
梅雨の季節をはじめ、雨天の日がけっこう多いわが国では、完全に「森のようちえん」としてしまうことは、難しいことです。また、森がどこにでもあるわけではありません。園舎を持ちながら、自然とふれあう機会を重視するという姿勢で活動を進める幼稚園や保育園、こども園が多いのではないでしょうか。本園においても、園庭、第2園庭に果実が実る木をはじめ多くの樹木を植え、昆虫や植物との触れ合いを大切にしています。また、昨日紹介したクスノキの木陰で遊んだり、砂場で砂の触感を楽しんだり、園庭で泥遊びをしたりすることもあります。そこでは、自分自身がやりたいことを見つけ、周りの子どもたちの動きにも興味・関心を持つことができます。自尊感情の芽生えの場とも言うことができるのではないでしょうか。人は人の中で生きて、人間として成長するものだと思います。自然(本園では、植物や昆虫、土、砂、水、etc.)とふれあうことを通して、本園が人間関係を構築する力を育める場となるよう私たちは努めています。
第2園庭があることを素晴らしいと言っていただいたことが何度もあります。その広さだけでなく、様々なふれあいの中で人間性を培う場が多くあるという意味で、私もそう思います。摂津ひかり幼稚園、摂津ひかりにこにこ保育園は、子どもがわくわくする場です!
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