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☆ひかり通信☆

人はなぜ走るのか?
2022-09-08
前進する喜び?
「人はなぜ走るのか?」そんなタイトルの歌謡曲があったように思います。歌詞も知らないし、だれが歌っていたかも知りませんが、タイトルが面白いと感じた記憶があります。実は私も前々から思っていました。「よーいドン」と言われると人は駆け出します。それはなぜでしょうか?
運動会の練習でしたが、ぶどうぐみ(2歳児)のみんなが今日、かけっこをしていました。先生の「よーいドン」の合図で園児たちは駆け出します。方向がバラバラになってはいけないので、「こっち!こっち!」と誘導する先生が前にいますが、とにかくみんな前に走り出すのです。まだ順番が来ていなくても合図で走り出し、「まだですよ!」と何度も注意されている園児もいました。
その後、年長ぐみとりんごぐみ(0歳児)、ももぐみ(1歳児)の「9月生まれの園児の誕生会」を見せてもらいました。今月もみな誇らしげでもあり、うれしそうな表情をしていました。誰にも1年に1度、誕生日があります。前の誕生日から無事に1年を終え、また新たなスタートを祝うのが誕生日のお祝いということでしょうか。こちらも「よーいドン」なのかもしれません。
人は、常に前進することを求めているのかもしれません。一歩でも前へ進みたい。一つでも多くのことを知りたい。一人でも多くの人と仲良くなりたい。本来の人の姿かもしれません。だから、屋外では「よーいドン」と合図されると駆け出すのではないでしょうか。かけっこが終わってから、ぶどうぐみのみんなは園庭の遊具で遊び始めました。あちらこちらから「園長先生、見て!」と声がかかります。できるようになったことがどんどん増えています。ももぐみのみんなも誕生会の後、外遊びでした。靴を自分で履けなくても、靴を履かせてと私のところへ靴を持って来る園児もいました。
前進したい、成長したいという園児の気持ちを支え続けたい。そんなことを園児の様子を見ていて思いました。
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