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☆ひかり通信☆

大人の背中
2023-01-04
誰も見ていなくても…
ある製菓会社のコマーシャルソングでなつかしい曲があります。「エンゼルはいつでも」(作詞 サトウハチロー 作曲 芥川 也寸志)という曲です。4番までありますが、2番までを紹介します。

だァれもいないと思っていても 
どこかでどこかでエンゼルは 
いつでもいつでもながめてる 
ちゃんとちゃんとちゃんと
ちゃんと
ちゃちゃーんとながめてる

だァれの耳にも聞こえはせぬが
小声で小声でエンゼルは
すてきな歌をうたってる
ちゃんとちゃんとちゃんと
ちゃんと
ちゃちゃーんとうたってる

かつて、この曲を聞いて、「誰も見ていないと思っていても、誰かが見ているもの。正しいことをいつも心がけなければいけない。」「本当に誰も見ていなくても、自分で決めてたことは続けなければならない。」などと思ったものでした。また、2番の歌詞から、「教育では、遠くからの聞こえるか聞こえないかという小さな声に耳を傾けなければならない。」と自分の行いを振り返ったりしたものでした。

6日間の年末年始の休園を終え、今日から園を再開しました。保育園の登園児も幼稚園の預かりの登園児も少ない初日です。しかし、副園長はいつものように朝の掃除をしていました。ていねいに、ていねいに。それを見て、私も門の外の落ち葉を拾いました。その後、「副園長先生、いつものように掃除していただいてありがとうございました。」と声をかけると、「えっ⁉見ておられたのですか⁉」と驚いていました。「背中から学ばせていただきましたよ!」と副園長先生に、さらに伝えました。

「大人が変われば子どもも変わる」大人の背中の佇まいから、生きていく上で大切なことが伝わるように思いました。いい場面に出会い、そして、いい曲を思い出した1月4日の朝でした。
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