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☆ひかり通信☆

「ごめんね」「いいよ」のやりとりはゴールではない⁉
2023-06-26
大切なのは「思いを知ること」「伝えること」
ゴーヤカーテンの向こうには…。ぶどうぐみのみんなの泥んこ遊びの様子が見えました!
子ども同士のトラブルの後の話し合い。最後の場面で「ごめんね」「いいよ」と言葉を交わして解決!かつて、そんな場面を小学校の特に低学年でよく見ました。あれだけ揉めていたのに本当に解決したのかなあと思い、もう少しお互いの思いを出し合って納得した形で終わる必要があると教員には何度か伝えました。

「ごめんね」と心から言えているのかどうか。無理に「ごめんね」と言わせてしまっていないか。言えない背景があるのかないのか。「いいよ」も「ごめんね」に対して反射的に出てきているだけになっていないか。本当に許しているのかどうか。人の心というものはそんなに簡単なものではないのです。

謝れば何でも許してもらえるわけではありません。謝ってもらい、「いいよ」と言ったとしても、本当はモヤモヤ感が残っているのかもしれません。「ごめんね」「いいよ」で一つの区切りがついたと単純に考えることはよくないのではないでしょうか。子どもたちが十分に話をし、言い足りないことがない状態を作り、その上でお互いの心を考えることが必要です。しっかり考えて自分の思いを伝えることと相手の思いを最後まで聞くことの大切さを改めて感じます。就学前においても、発達段階に応じてしっかりとそのような力を養いたいと考えます。
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