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☆ひかり通信☆

「楽する」と「楽しむ」
2023-09-25
字は同じでも異なること?
「楽したらあかん!」いろいろな人に、これまでによく言われた言葉です。「電話ですまさんと直接会ってきなさい!」「誰かのアイディアを使うのではなく、自分で考えなさい!」そんな言葉とセットで言われたように記憶しています。たしかに「まあいいか…」と「楽」をした時、後で何倍もの時間と労力を費やすことになったことがあります。夏休みの宿題をほとんどせずに、ラスト3日間で仕上げたこともありましたが、これはその典型かもしれません。

一方で、何でも「楽しむ」ことが大切だと言われます。「しんどいことでも、ゴールまでの過程を楽しめ!」「自分がもう一歩頑張ればできそうなことにチャレンジしてみろ!」「やったことがないこと、これまでできなかったことに積極的に取り組め!」こんなこともよく言われました。そこによろこびを見つけろと言ってくれていたのでしょう。そんな時、空や天井を見上げて「どんなドラマが待っているんだろう?」「自分はどんな判断をしながら進んでいくのだろう?」と自分を客観視しながら、自分自身にエールを送るようにしていましたが、これも「楽しむ」ということだったように思います。それにしても、同じ漢字なのに「楽する」と「楽しむ」は違うものだなあと思わずにはいられません。

お子さんを送って来られた保護者で、いつも「楽しんでね!」とお子さんに仰る方がおられます。今日は一緒に園までついて来た下のお子さんが「楽しんでね!」と園内へ入って行くお兄ちゃんの背中に声をかけていました。時には壁にぶつかっても、自分で頑張るということや考え工夫するということで、達成感や充実感を味わえます。それが楽しむということなのでしょう。素晴らしい言葉がけだと思います。

暑い日に門のところに立っていると汗びっしょりになります。でも、いろいろ発見できたり、考えさせられたりすることが多くあります。そういう意味では楽しい時間です。少し涼しくなり、過ごしやすくなってきました。さらに「楽しむ」ことができる朝を過ごせそうです。
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