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☆ひかり通信☆

道がなければつくればいい!
2023-11-21
中庭で思う
昨日も少しふれましたが、年少のあるクラスが参観で模造紙にカラフルな道をつくっていました。そして、その道は模造紙を飛び出し、部屋の床から部屋の外へと続いていきました。今日、改めてその道を見ましたが、部屋を出た道はずいぶん長いものになっていました。それを見ながらふと、ずっと前の上司からの一言を思い出しました。教育委員会事務局勤務の頃のことです。仕事をしていて「前例がない」とか「他の市がまだやっていない」と提案したことにクレームがついた時、「やってみていいことならきっと他にも広がる。前例というのも誰かが始めたこと。なぜ始めるかをキチンと説明して、新たな道をつくりなさい。」と言ってくれた上司がいました。何でも誰かが最初にやっているのです。そして、それが前例となって、みんなが後に続いているのです。道がなければつくればいい!ということです。どんな道も最初からあるわけではありません。でも、つくった道は、みんなが利用するのです。

模造紙から飛び出し、部屋から飛び出す。その発想、これからも大切にしたいです。そして、園児たちが大きくなった時、道をつくる人になって欲しいです。道をつくった人はその大変さがわかります。だから、他の人がつくった道を通る時、感謝の気持ちを持つことができます。そんなことを思いながら、前を見ると中庭のクスノキが!道の行く手には、大きな木が似合います。
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