摂津ひかり幼稚園／摂津ひかりにこにこ保育園|摂津市

幼稚園籍の園児たちが帰る時間になりましたが、空はやっぱり青空です！気温は19℃と20℃に迫っています。帰る前に、年中のあるクラスの園児が園庭で遊んでいる様子を見に行きましたが、おにごっこをして走り回っている園児、砂場で山をつくると言ってせっせと砂を集めている園児など、遊びに夢中でした。砂場で遊んでいる園児数名が「園長先生も仲間に入れてあげる！」と呼んでくれました。「どれぐらいの大きさの山をつくるの？」と質問すると、70センチぐらいの高さを立ち上がりながら、手で示してくれました。

しばらくして、担任の先生が「もう片付けよう！」と声をかけに来ましたが、数名は声をそろえて「いやや～！」と大きな声。「壊されるやん！」「今、したいの！」とさらに言っています。担任の先生は笑みを浮かべながら「日が暮れるよ！」と優しく言っています。私はその後、その場を離れましたが、振り返ると園児たちはスコップやバケツを片付け、砂でつくりかけた山ももうありません。どんな言葉をかけたのでしょうか…。

その後、そのクラスの園児たちが帰り支度をしているところをそ～っと見に行ってみました。さっき「いやや！」と言っていた園児たちも笑顔で着替えたり、持ち帰るものをリュックにしまったりしています。自らの考えや主張を伝えることは大切ですが、それとわがままは別物です。多くの人が一緒にいる中で、みんなが気持ちよく生活するためにルールやマナーがあります。声を荒げることもなく、そんなことを笑顔でさりげなく教える場面を見たような気がします。