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☆ひかり通信☆

危険な場所には戻らない!近づかない!
2024-01-10
地震を想定した避難訓練
午前10時10分、園内に放送が流れました。「これは訓練です。これは訓練です。大きな地震です。揺れています。子どもたちの安全を確保してください。」各部屋で身を伏せ、頭を守る園児たち。数分後、「揺れが収まりました。園庭に避難してください。」の放送により、避難を開始。今日は地震を想定した避難訓練を実施しました。

1月1日、16時10分に能登地方で最大震度7が観測された大地震。その4分前には最大震度5強が観測され、テレビでその速報が流れる中での大きな揺れは大阪北部でも震度3を観測するほどのものでした。その日から9日後の今日、訓練に臨む大人も子どもも、いつもにも増してその表情には真剣さがうかがえました。私は園児にこのような話をしました。

「1月1日に能登半島で大きな地震が発生しました。たくさんの人が亡くなったり、今もがれきの下に埋まったりしています。地震はいつ起こるかはわかりません。お正月も関係ありません。大きな地震が来る4分前にも大きな揺れがありました。続けて大きな揺れが来ることだってあるのです。だから、こうして訓練を行うのです。クラスの先生からもお話があると思いますが、地震避難の時に大切な『お・は・し・も』のうちの『も』について話します。これは『もどらない』ということです。これまでの地震でも壊れかけた家に戻って被害に遭った人もいます。また忘れ物を取りに戻って被害に遭った人もいます。安全が確認されるまで、家など元の場所に戻らないでください。危険な場所に近づかないでください。大切な命を守るために、今日の訓練のことを忘れないでいてください。」

いつか必ず大きな地震は発生します。それは突然来るものです。しかし、日頃からの備えを行うことはできます。釜石市の中学校の先生は「やったことがないことはできない。だから避難訓練を何度も行うのです。」と仰っていました。そして中学生は「何でも真剣にやらないといざという時に役に立たない。」と話してくれました。避難訓練、それは大きな備えの一つです。そんな意識でこれからも取り組みます。
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