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☆ひかり通信☆

子どもの時間と大人の時間
2024-02-07
同じ24時間でも…
歳を重ねる毎に1年が早く過ぎて行く感じます。このことを心理学的に説明しているのが「ジャネーの法則」です。フランスの哲学者 ポール・ジャネが発案したこの法則、簡単に言えば次のとおりです。

「1歳の赤ちゃんにとって、1年間という時間の長さは人生の100%。それに対して50歳の大人の1年間は、これまで生きてきた年齢と比べれば50分の1で、人生のわずか2%に過ぎない。1年の長さの比率が人生の長さに対して小さくなるにつれて、月日の流れるスピードが速いように感じる。」

今日は園庭開放日、就園していない小さな子どもたちの遊ぶ姿を見ることができました。以前は歩くのがやっとだったのが自分の行きたいところへ駆けて行きます。そして、年少の園児が先生の話を聞く姿は入園当初から大きく成長したことを感じます。生活発表会の予行では、年少、年中、年長の園児がそれぞれ一生懸命でした。体全体で表現する年少園児、セリフを大きな声で言っていた年中園児、さらには迫力ある演奏がとても印象的だった年長園児の姿がとても印象的でした。

子どもたちの成長の速度は私にとっては、とても速く感じます。しかし、子どもたちにとっては一生懸命取り組んだ日々はとても長いものであり、多くの苦労とともに成長してきたのです。「子どもの目線」に立って寄り添うことが大切だとよく言いますが、「子どもの時間の流れるスピード」も考えながら寄り添うこともとても大切だと、改めて思いました。
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