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☆ひかり通信☆

殻を破った時に自由な表現が…
2024-03-14
アルミホイルのロールを使って
トイレットペーパーのロールを転がした時の驚き…。どこまでも伸びていくように感じる白く細長い道…。そして、その後、「何してるの!」と叱られる…。幼い頃、そのような経験をした人はたくさんいるのではないでしょうか。また、ロールからビュっと引き出したアルミホイルは最初は、しわもなくピカピカ!顔が映る!震わせると何とも言えない音!クシャクシャっと丸めて伸ばすとしわだらけ!そんなことしているとやっぱり「何してるの!」と…。私も小さい頃、よく叱られました。

中庭で年少のあるクラスが、アルミホイルのロールでいろいろやっていました。引っ張り出す。千切ってみる。叩いてみる。丸めてみる。引っ張り出したものを持って走り出す園児。丸めて投げてみる園児。音を楽しむ園児。見ている方も楽しくなってきます。

ついつい子どもには「いけません!」「ダメ!」と言ってしまいます。必要なものを無駄にしてはいけないからで、そう言うことがいけないことではありません。しかし、ときには自由な表現の材料として、扱ってみるのも楽しいことです。一つの殻を破った、自由で、のびのびとした表現が、子どもによって展開されます。

自分自身の子どもがまだ小さい時、ティッシュペーパーを次から次へと引っ張り出し、空っぽにしたことがありますが、ずいぶん叱った記憶があります。引っ張ると出てくるのが面白いのと、投げるとヒラヒラと落ちてくるような感じが楽しかったようです。いつもいつもはダメという約束をし、かまわない時は思いきり遊んでいいということにすればよかったなあと中庭での園児の姿を見て、遠い日を反省しました…。
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