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☆ひかり通信☆

最初はみんな泣くもの?
2024-04-02
心配ではあるけれど…
園児の泣き声が聞こえてきます。昨日が入園式だったので、実質今日が初めての登園のももぐみの園児。しばらく休んでいたので、ちょっと不安な気持ちでやって来た年少ぐみの園児。泣いているのを見て、自分も泣きそうになっている園児もいます。

シェイクスピアの戯曲「リア王」の中に、「人はみな泣きながら生まれてくる」という有名な台詞があります。この台詞の意味については解釈がいろいろありますが、人は生きることの大変さを潜在的に感じているから、泣きながら生まれてくるという人もいます。人は誰しも大なり小なり苦難に向かいながら生きています。それは年齢を問わずです。でも苦難の向こうには喜びが待っています。喜びを感じる時、人は笑顔になります。

「おギャー」と泣きながら生まれてきた私は、幼い頃は歯医者が怖くて泣き、注射が怖くて泣いていました。父と特急列車に乗っていた時、駅弁を買いにホームへ走って行った父が、列車が発車したのに席へ戻らず、泣き出してしまったこともあります。怖いものは怖い。不安なものは不安。恥ずかしいことではありません。今日、そしてこれからしばらくの間、登園後泣いている園児も、きっと笑顔に溢れた毎日を過ごしてくれると思います。
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